歯科ドックについて

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dockお口の状態を隅々まで知る
「歯科ドック」

南浦和の歯医者「さいたま顕微鏡歯科」では、すべての患者様に「歯科ドック」をお受けいただいております。歯科ドックとは、歯や歯茎・顎・唾液など、患者様のお口の状態を隅々まで調べる「歯の健康診断」です。今現在の症状やお悩みはもちろんのこと、無自覚の病気や原因の早期発見にもつながります。

歯科ドック

歯科ドック

当院では、人間ドックならぬ「歯科ドック」を実施しております。様々な機器や器具を使用し、歯・顎・咬み合わせ・唾液など、患者様のお口の状態を隅々まで把握するための検査です。

これにより、歯を支える歯肉、顎の骨の状態、唾液に含まれる細菌の量・種類、虫歯や過去の治療跡、顎の運動機能、咬む咀嚼筋の触診、顎関節の状態などなど、患者様のお口についてのあらゆる情報を取得できます。通常、歯科ドックはインタビューとは別日に、計2時間ほどかけて行います。「インタビュー」と「歯科ドック」両方の結果を踏まえて、患者様一人ひとりに最適な診療をご提供いたします。

検査結果は、すべて患者様と共有します

検査結果は、すべて患者様と共有します

歯科ドックの検査結果は丁寧にご説明し、患者様にわかりやすくご共有するよう心がけております。レントゲン写真やCT画像など、視覚的な情報をできる限りご提供することで、お口の状態を的確にご理解いただくことが可能です。検査した結果は後日の「共診断」にて患者様に説明し、おまとめした資料をお持ち帰りいただいています。また、検査結果は治療前後の記録としても活用いたしますので、お口の不具合や病気を患者様目線からも客観的に評価できます。

歯科ドックでは、すべての患者様に、すべての検査をお受けいただきます。これにより、自覚のない他の病気や意外な原因を探し当てることにもつながります。

エックス線撮影

エックス線撮影

口腔内全体を1枚のレントゲン写真として撮影する「オルソパントモグラフィー」と、部位ごとのレントゲン撮影を行います。それぞれの検査結果をもとに、お口の状態を正確に診断いたします。

CT撮影

CT撮影

根管治療や歯周病治療などを行う際は、必要に応じて歯科用CTを使用します。歯科用CTとは、お口の中を三次元的に撮影可能な検査機器のことです。レントゲンではわからない歯の神経や、顎の骨の量まで正確に調べることができます。一般的なCTと比べ被ばく量が少なく、短時間で検査終了するのも特徴です。

口腔内写真撮影

口腔内写真撮影

お口の中を撮影し、虫歯の状態や、被せ物・詰め物の隙間、歯茎の炎症などを確認します。主に治療前後の記録として用いられ、治療結果をより客観的に評価できます。撮影時には一眼レフカメラを使用し、口の中を広げる器具や、ミラーを使用しながら行います。

顔貌写真

顔貌写真

笑った状態で、お顔を正面・真横から撮影します。笑ったときの歯や歯茎の見え具合や、横から見たときの前歯の出方などを確認する検査です。治療が進むごとに細かく撮影していくことで、治療結果をより客観的に評価できるようになります。

歯型の型取り

歯型の型取り

診断用・説明用に使用する模型を作製するため、歯型の型取りを行います。患者様のお口の状態を模型にすることで咬み合わせの問題を正確に診断し、わかりやすいご説明が可能です。

歯周病組織精密検査

歯周病組織精密検査

歯周病の進行度を調べるための検査です。まずはプローブという専用器具で、歯と歯茎の間の「歯周ポケット」の深さを測定します。歯周ポケットが深くなればなるほど、歯周病が進行しているということです。同時に、出血の有無や歯の動揺度も調べます。お口の中を総合的に検査することで、口腔がんなどの早期発見にもつながります。

PCR検査(plaque control record)

PCR検査(plaque control record)

細菌の塊である「歯垢」を調べ、歯周病の原因菌がいるかどうか検査します。また、染め出しによって歯垢のたまりやすい箇所を可視化し、今後の予防ケアに役立てていきます。

顎咬合の審査(フェイスボウ、咬合記録)

顎咬合の審査(フェイスボウ、咬合記録)

顎関節(あご)と歯の位置関係を正確に調べるため、それらを咬合器上に再現することを「フェイスボウトランスファー」といいます。顎関節はとても複雑な構造をしているため、咬合器上での再現や、シミュレーションが欠かせません。

顎咬合の審査(フェイスボウ、咬合記録)

まずはバイトフォークというパーツを咬んでいただき、両耳にフェイスボウを固定します。その2つをつなげることで、上顎の咬み合わせと頭蓋骨の位置関係を調べることができます。顎関節のズレや、筋肉の張りの改善につながる検査です。

触診

触診

フェイスボウと併せて、咀嚼筋や顎関節を触診します。長年の習慣による「咬み合わせの癖」は、自覚がないまま関節に負担をかけている場合があります。特定の歯に対する負担が大きくなると、歯の破折や、被せ物の脱離を起こしかねません。筋肉がリラックスした理想的な咬み合わせを手に入れることは、歯の寿命を延ばすことにもつながります。

生活習慣アンケート

生活習慣アンケート

ライフスタイルや食生活など、生活習慣に関するアンケートを行います。生活習慣は、歯周病や顎の関節・筋肉に大きな影響を及ぼします。お口の健康に悪影響を与える癖を治すため、一緒に改善策を考えていきましょう。

歯科ドックの結果をもとに、
最善の治療をご提供

当院では初診時に患者様のお話を伺うことを「インタビュー」と呼んでいます。まずはインタビューと歯科ドックを通して、患者様ご自身についてお教えください。治療方針はインタビューと歯科ドックの結果をもとに、患者様と相談しながら決定していきます。

患者様との「共診断」

患者様との「共診断」

歯科ドックを行った後は、日にちを置いてから再度ご来院いただきます。その際、具体的な資料をご提示しながら、歯科ドックの結果を患者様と共有いたします。

当院の「共診断」は、歯科医師が一方的に診断・治療をするのではなく、病気が引き起こされた原因を患者様と一緒に考えるのが目的です。日々のお手入れや食生活、咬み合わせなどの根本的な原因を探った上で、適切な改善策を一緒に考案していきましょう。治療法や予算など、ご要望がございましたらなんでも気軽にお申し出ください。またこのとき、虫歯や歯周病の原因は「細菌」にあることをご理解いただくため、実際に歯垢を採取して、位相差顕微鏡でご確認いただきます。

コンサルテーション

コンサルテーション

患者様との共診断の後は、具体的な治療プランをご案内します。歯科医師の目線から、最も理想的なパターン、最低限行ったほうが良いパターンなど、いくつか案をご提案いたします。それぞれのお見積もりもご用意いたしますので、患者様のご予算に合わせてお選びください。

またこのとき、治療の流れや期間・回数についてもご説明いたします。最終的な治療内容・方針を決定するのは、あくまでも患者様ご自身です。ご納得いただけるまで何度でもご説明いたしますので、ご不明点は遠慮なくお尋ねください。場合によっては途中で別の治療法を検討する可能性もございますが、その際も、必ず患者様にご納得いただいてから方針を変更いたします。

治療開始

治療開始

患者様と共に決定した治療プランに沿って、治療をスタートさせます。

その日の治療内容・目的・治療中の状況・術後の経過予想・治療の成果などは、その都度丁寧にご説明いたします。また、少しでも快適な診療となるよう、きめ細やかな心配りも欠かしません。また、治療の経過によって「治療内容を変更した方が将来のリスク回避ができる」と判断した場合は、直ちにご相談させていただきます。状況を詳しくご説明し、今後の治療プランについて、患者様と一緒に検討していきます。

治療終了

治療終了

治療完了後は治療前の状態と比較し、患者様にわかりやすくご説明いたします。また、治療後の良い状態を保てるよう、今後の生活習慣の改善や予防ケアについてご相談させていただきます。

メインテナンスの計画・予防処置

メインテナンスの計画・予防処置

治療後は、メインテナンスのために定期的にご通院いただきます。メインテナンスではお口の状態をチェックするとともに、適切な予防処置や生活習慣・お手入れについてのアドバイスを行い、お口の健康維持をサポートいたします。

通院頻度やメインテナンス内容は、患者様のその時の健康状態に合わせることが大切です。健康な状態を末永く維持していただくために、必要なメインテナンス内容を随時ご相談させていただきます。