perio歯周病の原因は、あなたの生活に潜んでいます
南浦和の歯医者「さいたま顕微鏡歯科」の歯周病治療についてご案内いたします。当院では「できるだけ抜かない、切らない」治療を心がけ、歯周病の進行度に合わせた最適な診療をご提供しております。こちらでは「歯周病のセルフチェック」もご紹介しておりますので、気になる症状がある方はぜひお試しください。
あなたもすでに、歯周病にかかっているかもしれません!
歯周病は日本人の「国民病」ともいわれている、私たちにとって非常に身近な病気です。それと同時に、歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位でもあります。
初期の歯周病は自覚症状がほとんどなく、気づいたらかなり進行していたというケースも少なくありません。歯周病の原因の多くは、その人の生活習慣にあります。日々の食事やブラッシング方法を見直し、歯周病から大切な歯を守りましょう。
歯周病のセルフチェック
以下の項目のうち1つでも心当たりのある方は、歯周病になる前の段階の“歯肉炎”の疑いがあります。また、3つ以上ある方は、すでに歯周病にかかっている恐れがあります。
- 朝起きたとき、口の中がねばねばする
- 歯ぐきがかゆい、または痛い
- 歯ぐきが腫れて、盛り上がっている
- 口臭がきつくなったと感じる
- 歯の周りに汚れ(歯垢)がたまっている
- 歯が長くなったような気がする
- 歯がグラグラ揺れる
当てはまる方は、お早めに歯科医院を受診してください。早期の歯周病は治療も軽く済み、ご自宅でのブラッシングや、歯科医院でのクリーニングで改善することも少なくありません。
歯周病の進行度と治療法
歯肉炎
歯周病の一歩手前の状態です。自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに歯周病へ進行してしまうこともあります。歯肉炎には、定期的な歯科検診が有効です。
- 歯肉が赤く腫れる
- 歯肉の先端が丸く膨れる
- ブラッシングのとき、歯ぐきから出血する
- 硬いものを咬むと、歯ぐきから出血する
症状
軽度歯周炎
歯周ポケットの深さが3mmを超えると、歯周病と診断されます。歯周病菌は神経を麻痺させる毒を出すため、痛みを伴う症状はほとんどありません。これが歯周病の厄介なところで、気づかないうちに症状を悪化させてしまう方が大半です。
治療ではブラッシング指導に加えて、歯石除去(スケーリング)を行います。歯の表面だけでなく、歯周ポケット内の歯垢・歯石を除去する場合もあります。
- 軽い出血
- 歯ぐきの軽度な腫れ
- 歯が浮く、うずく
症状
中等度歯周炎
痛みなどの症状が出ない場合が大半ですが、歯を支えている歯槽骨は半分ほど溶かされてしまっています。
中等度歯周炎は、ご自宅でのケアだけでは改善しない場合がほとんどです。歯科医院にて治療を受け、歯周ポケットにある歯石を除去する必要があります。場合によっては麻酔が必要となることもありますが、中等度歯周炎であれば完治の見込みは十分あります。
- 歯ぐきが腫れる・治るを繰り返す
- 冷たいものがしみる
- 歯がぐらつく
- 口臭が出てくる
- 歯ぐきから膿(うみ)が出る
症状
重度歯周炎
歯槽骨の3分の2以上が溶かされている状態にも関わらず、痛みを伴わないケースも多々あります。そのまま放置するとやがて歯槽骨の大部分が溶かされ、歯がポロリと抜け落ちてしまいます。
歯石除去で改善が見られない場合は、外科的な治療(フラップ手術)が必要です。手術をしても改善が見られない場合は、残念ながら抜歯となります。
- 歯がグラグラする
- 口臭がひどい
- 硬いものが咬みにくいい
- ブラッシングのとき、歯ぐきから出血する
- 歯ぐきを押すと膿(うみ)が出る
- 歯と歯の間が広がる(すきっ歯になる)
- 歯が長くなった、歯が伸びたと感じる
症状
歯周病は、全身の健康にも影響を及ぼします
歯肉と歯との間にある「歯周ポケット」には、無数の細菌が常在しています。そして、食べかすや汚れをエサとして細菌が増え過ぎると、やがて歯ぐきに炎症が起こります。これが「歯周病」です。
炎症が起きると歯肉の一部が裂け、そこから体内へ細菌が侵入する危険性があります。血流にのった細菌は全身をまわり、各臓器に定着すると何らかの全身疾患が引き起こされるリスクがあるのです。健康な方なら免疫機能が働きますが、持病をお持ちの方や高齢者の方は抵抗力が弱く、細菌が定着してしまう恐れがあります。
歯を長持ちさせるための歯周病診療
実は、歯は手を加えれば加えるほど、弱く・もろくなってしまいます。本来なら歯の健康を守るために行う歯科診療が、歯の寿命を縮めることになりかねないのです。
歯の健康寿命を延ばすためには、いかに「治療が必要ない状態」を保つかが重要。そのため当院では、症例によっては“あえて治療を行わない”場合もあります。まずはご自宅での正しいセルフケアや予防処置など、治療なしで改善する道を模索し、歯を長持ちさせる道を選択します。
できるだけ、抜かない・切らない治療を
抜歯や歯肉の切開など歯に大きく手を加える治療は、できる限り回避します。重度の歯周病には歯ぐきを開く「フラップ手術」などの外科処置が必要ですが、一度外科処置をした歯は、二度と元の状態には戻りません。まずは、抜かなくて済む方法、切らなくて済む方法を考え、患者様への負担が少ない治療プランをご提案いたします。
たとえば「スケーリング」や「ルートプレーニング」という方法であれば、歯ぐきを切り開くことなく、歯周ポケットの歯石を除去可能です。
歯周病の主な原因は、日々の生活習慣です
歯周病の原因のほとんどは、不十分なブラッシングにあります。歯周病を改善し再発を予防するためには、生活習慣の見直しが不可欠です。患者様ご自身が自分の歯に関心を持ち、予防意識を高められるよう、当院では様々なサポートを行っております。
「歯周病の原因」や「今後の病気の可能性」、「治療の方法」「ご自宅でできるケア方法」などの知識啓蒙と、適切なブラッシング指導を通し、患者様の行動変容を促したいと考えております。
歯科衛生士による心強いサポートを
当院では、歯科医師によるクリーニングでもマイクロスコープを活用しております。肉眼の20倍にまで拡大した視野で、歯1本1本を隅々までチェック。肉眼では確認しきれない汚れも、細部まで丁寧に除去します。
歯周病を予防・改善するためには、毎日のホームケアが欠かせません。当院では患者様一人ひとりの歯並びや磨き癖を考慮し、適切なブラッシング指導を行っております。歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシなど、患者様に最適な方法でのお手入れをご提案いたします。